「くすだま根付」ができました

「くすだま根付」ができました

蝋梅の甘い香りが漂ってきたと思ったら、あっとという間に梅が咲き始めましたね。梅に混じって桃と思しき花も咲いていました。 ということはもう桜が…と桜に思いを馳せていたら、桜の咲き方は、CHROMA×615の今年の製作テーマである花束を体現したような咲き方なんですよね。いくつもの花が集まってピンクの鞠のように咲く、そのままの形で作りたいと思い、何度もデザインしなおしました。 江戸時代には階級、性別、年齢に応じた色と柄が使い分けられ、近年でも若い女性が黒っぽい着物を着ると「若いのにもったいない」などと言われることがありましたが、それもこの20年でかなり変わったと実感します。 実際は淡いピンクは特に、老若男女、誰が合わせても合わせやすい色なんですよね。10年ほど前、駅で桜色の着物を着た年配の女性とすれ違いましたが、とてもよく似合っていましたし、私が父のことを思い出すときは淡いピンクのポロシャツを着ている父なんです。 製作はなかなか大変ではありますが、仕上がった姿の可愛いさを思えば! 今後は桜と桃以外の植物や、日本の伝統色の組み合わせでも製作していきたいと思っています。決して割高ではないのですが、お安い根付とは言えません。どうぞゆっくりご覧ください。2025.5.31浅草の出店イベントにも持っていこうと思いますので、お越しいただける方はぜひ実物をご覧いただければ幸いです。

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つまみ細工職人

CHROMA×615
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