こんばんは。スタジオはるみずの木舞春水です。
前回は紙について書かせていただきましたが、今回はなんで撮る写真がモノクロ写真なのかについて書きます。
なぜモノクロなのか??
自分の作りたかった世界がモノクロでしか出せなかったから。
だと思います。
昔、絵をかいていた時はカラーだったので、その時は自分の好きな色をすきなようにのせていって作り上げた世界も自分の求めている色で世界が創り出せたのです。
で、写真はというと・・・
ちょっと懐かしいような切ないような色合いがが好きってのはあるのですが、なかなか自分の好みの色を創り出すのが難しくて・・・・。その時その時で、いろんな色の写真を作っていたのですが(撮って編集)どうも、一枚としてはピンと来ても、全体(たくさん写真を広げて)みて、「これが私の作りたかった世界」といえないようななんかバラバラしたものになってしまっていたのです。
で、確かに懐かしいような切ないような色合いは好きだけど、例えば、美しい紅葉はやっぱりしっかりとした赤で撮りたい。美しいと思ったものを撮りたいっていうのはあったのですが、撮ってみて、見たときに「私が作りたかった世界」がそれなのかというとどうも違っていたのです。
で、色合いではなくテーマ。
わたしには好きなテーマというものがあります。
それは絵の時も同じで。
夢うつつの世界。
現実・・・だけど夢?
夢・・・だけど現実??
みたいな世界観が高校生ぐらいの時から好きで。
たぶん、そのあたりはルネマグリット(画家)とか、村上春樹(作家)とかの影響なのかと。
画家と、作家からの影響ってわかわからんかもしれませんが、世界観なので。
で、カラー写真でその世界観を表現されてる方ももちろんたくさんいらっしゃると思いますが・・・私は全く無理でした。
というかカラーで写真を撮っていた時にそのテーマで撮りたいっていうのも、そもそもテーマもなく撮っていた気がします。
そして偶然その時は来ました。
私はよく昼休みに仕事の昼休みにカメラを持ってふらふらしてました。
ご飯を食べながら、Lv(ライブビュー)でモニター(一眼レフや、ミラーレスでファインダーを見るのではなく後ろの背面モニターで画面)で見ていた時、ガラスに足が写りこみ、目の前の人々と重なって一つの画面に。
1つの画面にいろんな世界が入っている。
1つの画面のなかに同時に多面的要素が入っている。
「これだったんだ!私の作りたかった世界は!」
ってなったのです。
モノクロ写真のなかだからこそ、繰り広げられる夢うつつの世界。
その世界をどうぞご覧ください。
今回のトップ画像は『きみへの、モノローグ』です。
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