治五左衛門農園では、4月~5月に「田起こし」(田んぼの土をトラクターで砕いて肥料を混ぜる作業)や、田起こしが終わった田んぼに水を張り、さらに土を細かく砕いて土の表面を平らにする「代掻き(しろかき)」をします。準備が出来たら「田植え」開始です。
鶴岡では、この田植えのことを「皐月(さつき)」と呼びます。
田んぼからは、山形県と秋田県の県境にある鳥海山(ちょうかいさん)が見えるのですが、田植えの頃に、雪解けした山の表面の形が、ちょうど腰をかがめて手で田植えをするおやじの姿に見える「皐月だだちゃ」が見えるんですよ。
※「だだちゃ」は方言で「おやじ」という意味です。