衣装、作品について。

衣装、作品について。

ブランド立ち上げ当初はファッションショーやイベントを中心に活動しており、 そういった舞台向け、撮影向けの衣装をメインに制作していました。 今思うと、最初の10年くらいは自分の好きな様に制作していたと思います。 デザインや制作に関しては現在もそうですが、 白紙のスケッチブックから創り出す場合と、生地を見て閃く場合があり、 制作を決定する際は一度頭で組み立てることが多いです。 デザインや型紙は約20年分くらいのストックがあり、 そこから変化させたり、サイズや素材を変えたり、 今の自分の感性に合わせて調整することもあります。 デザインのコンセプトについては、 ブランド立ち上げ当初から変わっていませんが、 制作に関しては当時ファッション雑誌での通販もしていましたので、 縫製工場に依頼して大量生産を行っていました。 現在はminneでの販売やオーダーメイドも含めて、 型紙、裁断、縫製など全て手作業で制作しているので、 1つ1つの作品に対する感覚や気持ちも変わってきていると思います。 ネットやスマホが普及し、こういったサイトなどで直接販売できるのは、 1点ものを制作するクリエイターとしては大変喜ばしいことです。 幸いにもご購入頂いた方はとても良い方ばかりでしたので、 メッセージや評価、感想など、大量生産のときには味わえなかった、 気持ちのやりとりが出来て日々の創作活動の励み、パワーになっております。 minneでは普段着用できる作品、尚且つデザイン性を取り入れたり、 一工夫、さりげない部分、生地、柄、ディテールを考えて、 なるべく街を歩く姿、通勤、通学、遊びをイメージして、 着用頂いた方を外見も内面も引き立てる衣装を創りたいと思っています。 衣装に限らず、クリエイトされたものには、 人の気持ちが込められていると思っており、 制作した人の考え方や人となり、人物像、雰囲気などが伝わると、 より作品の価値や重みが伝わり、気に入ってもらえるのかなと思っています。 そういった意味でこのレターとゆうコンテンツは、 ちょこちょこ更新していきたいと思っていますので、 ご意見、ご感想など、お気軽にメッセージ等お送り頂けると嬉しいです。 今後は国内外からファッションショーの話もいくつかきているので、 minneで公開中の作品も含めて、オーダーメイド、舞台衣装、撮影衣装など、 積み重ねてきたものを形にして出来る限り残していきたいと思っております。 今後とも宜しくお願い致します。 KOJI TOYODA 豊田浩史

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