作品が大きければ大きいほど、身体的に感じるリアリティや没入感も大きくなります。
見せる人に異世界感をより感じてもらうには大きい方がいいのかなと考えた事もあります。
しかしLukatickの作者は元美大生。油画科でありながら空間を使ったインスタレーションを主に制作してました。
空間を利用する作品は等身大を超えると保管が難しく、再現性も低くなります。写真や動画で記録としては残っていますが、折角苦労して作った美大時代の作品の現物は何も残っていないのです。
リテイクしてより良く作り直す事は可能ですが、これも大きくなればなるほど手間もコストも場所も必要になります。等身大を超えた異世界を長期的保存やメンテナンスも考慮して作られたものがディズニーランドなどのレジャー施設とも言えます。
レジンならその空間全てを留めておける。(もっと言うとガラスの方が耐久性があるのですが、、落とすと割れやすい欠けやすいなど欠点もあります)しかしそこに大きくある必要はあまりないと思いました。むしろ小さく作る事でたくさんの異世界を同空間に並列し、引きで眺める。もはや神様の視点でそれぞれの世界を眺めるのも新しい挑戦なのかな。
何より小さいと持ち運びが便利ですし。アクセサリーとして異世界を携帯するのが一番、私の作品を身近に手軽に楽しんでもらえると判断しました。
インテリアなどの置物として需要があればそちらも研究していこうかな?
ただ置物は置く場所がなくなるとリピートして頂けないので、暫くはアクセサリーを作っていきます!何より私が身に付けたい(笑)