⑤東京から知床まで カブで行く10日間のバイク一人旅【2日目パート2】

⑤東京から知床まで カブで行く10日間のバイク一人旅【2日目パート2】

皆さんこんにちは♪minneやcreemaでハンドメイド作品を販売しているRE:(アールイー)です。 今回は旅2日目(パート2)です。当初予定していたキャンプ場が閉鎖されていたため、別のキャンプ場へバイクを走らせます。 ※ブログアプリの「note」には写真付きで日記を公開しています。 https://note.com/by_re/n/n7aed70fb6e15 □この日記は道中に見えた風景やその時の心情を記載したものです。おすすめの観光スポットをご紹介する日記ではなく、臆病者な私が意を決して旅をした道中記です。何の役に立つか分からないですが、読んで頂いた方の何かのきっかけになれば幸いです。 ・ツーリングあるある 北上市から花巻市に入ってすぐに雲行きが怪しくなり雨が少し降ってきました。さっきまでの天気はどこへいったのか。小雨だったのが段々強い雨に変わりました。「レインウェア着ないとさすがにまずい」そう思った頃にはかなり濡れてしまいました。お寺の駐車場にバイクを停め、急いでウェアを着込みます。着込んで走り出した途端雨は降り止みました。 ツーリングあるあるなのでしょう、きっと。 特に気にする事なくキャンプ場へ向かいました。 ・どっちが良い? 岩手県花巻市 午後3時少し前 山の中を少し入った所にキャンプ場はありました。木々の間にキャンプサイトがあるので森の中に溶け込んでキャンプができる、とても雰囲気の良い場所です。 管理棟へ行きましたが誰もいなかったので先ほどの人へ電話。「そっちへ向かう」との事でしたので待っている間、“屋根のあるサイト“へ移動しました。ロープを木に結んでブルーシートを吊るした、三角の屋根があります。下には木の板が設置してあり、地面より一段高くなっている、キャンプ場ではよくあるタイプの作りになっています。 ここで問題発生です。私が持ってきたテントはペグを地面に打ってロープにしっかりテンションをかけないと立たないタイプで、板の上では設営できません。板のないサイトもありましたが屋根はありません。夜から明日にかけて雨が降る予報でした。明日濡れながらテントを撤収するか、マットと寝袋と屋根だけの野宿スタイルで一夜を過ごすか。どちらにしようか悩んでいる時に、一台の車がキャンプ場へやって来ました。 ・管理人 大きめな黒い車でやってきたその方は、ラフな格好でスラっとした40代くらい、昔ヤンチャしてたのかなと思う雰囲気の方でした。先ほどの電話の相手です。 渡されたキャンプの使用許可書に記入しながら色々とお話をさせてもらいました。 カブの事や、東京から来て知床まで行く事、バイクはトラックの後ろを走るのが楽だとか、ここはけっこう人気があるキャンプ場だとか、全ての道具を忘れてキャンプ場に来た人のためにブルーシートの屋根を作ってあげた事とか。 ここまでの旅の道中、ゆっくり人と話す機会がなかったので楽しいひと時でした。電話口で感じたチャラ目な雰囲気はしっかり残しつつもとても良い人だと感じました。 「今日は他に誰も来ないから自由に使っていいよ」彼はそういって帰って行きました。 ここからキャンプサイトを離れるまで1人の時間を過ごすこととなります。 ・テントの偉大さ 悩んだ結果、今日はテントを張らずに屋根の下で野宿することにしました。テント設営のリベンジはおあずけです。木の板の上にシートを敷きその上にエアマット、寝袋を置いて設営完了です。 明るい時間帯には気づかなかったのですが日が暮れて辺りが暗くなってくると身体が剥き出しのまま寝るのに心細さを感じてきました。ご飯(カップ麺カレー味)も早々に食べ終え、明日に備えて21時頃には眠りに就こうとしました。この頃には雨が少しずつ降り始めてきました。 誰もいないキャンプ場、離れたところで心細く灯る街灯、ブルーシートに音を立てる雨、森から聞こえる謎の鳴き声。 不安でなかなか眠れません。最初のキャンプ場でクマの存在が頭に入ってしまったのでなおさらです。 テントがあるのとないのとでこんなにも安心感に差が出るなんて。テントの存在はとても大きい事を知りました。 かなりの時間眠れなかったと思います。 ‥いつ眠ったのか、目を覚ました時は夜の様な不安はなくなっていました。 雨が降る中、3日目が始まります。 【2日目パート2】はここまでです。次回3日目に突入します。3日目はフェリーの街、青森県青森市までバイクを走らせます。 良ければまたご覧になってください。 最後までありがとうございました!次回もお楽しみに。 2023年8月2日記 RE:(アールイー)

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クリエイター

"R"eather
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