千羽鶴タンバリン

千羽鶴タンバリン

皆様は千羽鶴を折ったことはありますか? 千羽鶴を受け取ったことはありますか? 千羽鶴はその後どうなるのでしょう。 役目を終えた千羽鶴は広島の平和記念公園へ奉納することができるそうです。 広島に送られる千羽鶴は年間約1千万羽、重さにして10トン以上あるそうです。 以前は焼却されていたそうなのですが、2002年より長期保管に方向転換、その後2011年より新たな命を吹き込もうと、紙製品や繊維製品へ加工し再利用しようという取り組みがされてきたそうです。 再生紙に、というのはなんとなく分かりやすいですが、紙である折り紙を繊維として加工し布にすることができるというのは驚きですね。 美濃市の製紙会社で作られた折り鶴の繊維が浮かぶ和紙を特別な薄さに漉し、細くスリットして撚糸工場で糸に撚り上げられ、愛知県一宮市にある織物工場にて織られたそうです。 その生地にミナペルホネンの片腕ともいえる刺繍レース工場でtambourineの刺繍を施され、ミナペルホネンの店舗に並びました。 折り紙を折った人、千羽鶴を受け取り広島へ奉納した人、千羽鶴から様々な試行錯誤を繰り返し糸や布を作り出した人… 何年もにわたりたくさんの人の手を巡り思いをのせて今ここにあります。 私自身も微力ですが長い長い千羽鶴の再出発の旅の力になれたら素敵だなと思いこのポーチを作りました。 赤、ピンク、オレンジ、イエロー、黄緑、緑、青、紫、黒、などの色が1mmに満たないくらいの小さな色の粒として点在しています。 色はもとの折り紙の色が想像できるようなにごりのない綺麗な色です。 新しい試みから生まれたファブリック、ぜひお手にとってご覧ください。

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