こんばんは、月ノ咲夜です。
今日はここ数ヶ月考えていたことをお伝えしようとレターをお届けすることにしました。
月ノ咲夜の代表作といえるかな、というオペレッタというシリーズがあります。
キューブモチーフで中が空っぽのレジン作品です。
そのオペレッタシリーズにつきまして、
今後の製作は不定期となります。
今までイベントや委託販売にて、必ず1~2種類、多い時は4種類ほど販売しておりましたが、
数ヶ月前から作ることが楽しい気持ちよりも、つらいな、と思う気持ちが重くなってきたためです。
現在手元でお迎え待ちの作品は、
8月中にminnneにオペレッタシリーズ含む作品追加販売予定ですので、その際は見ていただけるととても嬉しいです。
他の作品や新作などの製作、minnne販売、イベント参加、委託販売は引き続き行っていきますので、
これからもよろしくお願いします。
ここからは長くなるかも、なので、
「そっか、なるほど分かった」と思っていただいた方は、次の製作をお待ちいただけると幸いです。
「え、なんで?」と気になった方はここから先、お時間ある時にでも読んでいただけるといいな、と思います。
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これまでオペレッタシリーズがお気に入りのひとつとなれたという声、たくさん聞くことが出来て、本当に嬉しく思っています。
声を届けてくれた方、本当に本当にありがとうございます!
以前カルテット(四重奏)というシリーズを作っていて、そちらは彩りを重ね重ねたキューブモチーフでした。
その失敗作から作り出すことが出来たオペレッタシリーズ。
中が空っぽで軽い着け心地、ちょっとわくわくしてお出かけできるようカルテットより軽快で、
でもくるくると変わる彩りを見せてくれる、そこからオペレッタ(小歌劇)という名前を付けました。
最初は作ることがとても楽しく、やっと自分の代表作はこれ!と言えるものを作り出せたことが嬉しかったです。
ただここ数ヶ月、作りたい!より作らないと!という気持ちが強く、それは作るものにも影響が出て、
「これは販売できない」と捨てることが多くなりました。
なんでだろう?どうしたんだろう?
作りながら考えてばかりいて、そうするとまた捨てることが増えて……
作業量ばかり増えて、とうとう左手を痛めサポーターをつけながら作るようになり、
オペレッタシリーズはとても集中力と細かい作業の負担が大きいと気づきました。
透明感、中が空っぽだからこその光彩、あらゆる角度から様々な彩りを楽しむことが出来る作品、それがオペレッタシリーズ。
透明感を求め、気泡や小さなホコリに気を付け、あらゆる角度から楽しめるように全面に気を付け、
小さな小さなパーツをひとつひとつイヤリングやピアスに仕上げていました。
材料費は自分の他作品よりかかってない方ですが、精神的な負担と細かい作業の集中力、両手への負担がとても大きいと、
手を痛めはじめて気づきました。
私の作品は、基本的にその時気に入っていただけて、
長く、というよりお出かけやイベントを彩るひとつとなれたら嬉しい、そう思い価格設定をしております。
ですので、製作の負担を今までのオペレッタ価格に増やすことは今のところ考えておりません。
いつも作らないと!という焦りと、手は大丈夫かな?そういう不安がつらいので、
だったら、今は作れる、作りたい!と思える時に作る事が出来たら、それが一番だと、自分の中でひとつ答えが出ました。
自分自身とても好きなモチーフで思い入れもあるので、
全く作らないわけではなく、数は少なくても長く続けていきたいと思っております。
長くなってしまいましたが、
どこかのイベントや販売先で見かけた際には、
「あ、今回はあるんだ」
はじめましての方は
「へぇ、こういうのもあるんだ」と気づいていただけるととても嬉しいです。
今後も色々な作品を作り出していき、お届けしたいと思っております。
これからも作品、そして月ノ咲夜をどうぞよろしくお願い致します。
2023.8.10 月ノ咲夜