萬古 手捻 急須　赤土

手捻り急須です。 明治期に作られた「紙のように軽い」手捻り急須を手にしたときには大変驚きました。 そこまでは行きませんが、現在作られているものでは実用性のある最軽量を目指して作っています。 手捻り急須を作ることができる陶工はほとんどいなくなりました。 急須など細工の多い袋物を作るには可塑性の高い良質の粘土が必要です。 作りよい材料、配合を見つけるため多くの土を試してきました。 結局は手が覚えるまで作り続けなければならないのですが。 もう昔のことですが、大量のゴミを作ってしまいました。 この急須は焼き締め作品です。 内側には施釉してあります。 容量：約400ml。 本体直径約11.5cm、高さ約7cm、 取っ手を含めた長さ約18.5cm、つまみを含めた高さ約10cm。 重量約235g。