カムと偏心輪で動くキクイタダキさん

　松の木に集う２羽のキクイタダキさんです。キクイタダキさんは針葉樹の森に暮らしていて、体長10㎝ほどの日本最小の小鳥さんです。頭頂部の黒線に囲まれた黄色い所が菊の花をのせているようだとして、キクイタダキという風流なお名前になっています。なかなか粋なネーミングですが、ちょっとマイナーな小鳥さんです。 　箱の中に2つのカラクリが入っています。向かって右側には中心をずらした円板を据えて、回転する円板が枠の左右に当たって、右側の雄のキクさんを左右に動かします（雄は求愛など自己主張する時に、赤い冠羽を立てます）。左側の円板には突起が付いていて、突起が小さい板を押すことによって、左側のキクさんを上下に動かします。 　　https://youtu.be/7dtw-jcBECg 【素材】 ・キクイタダキさんは足に金属線を使っている他は木製です。 ・松の幹や枝は木製です。松葉は綿糸で極細の銅線で撚り合わせています。 ・カラクリや外箱は木製です。キクイタダキさんとの連結など一部に金属を使っています。 ・外箱には友禅紙を貼っています。 【大きさ】 ・箱の大きさは幅85ｍｍ、奥行70mm、高さ85mmです。 ・松の木を含めますと高さは約220ｍｍです。 ・キクイタダキさんの全長は約35ｍｍです。 【塗装】 　リキテックスのアクリルガッシュを使っています。 【動かし方】 　箱の側面のレバーを回すと、キクイタダキさんが動き始めます。 【再販について】 　1点ずつ作っていますので、在庫切れになっている場合がありますが、作成は可能です。お気軽にお申し出ください。