バイカラーグリーンフローライトAAAディープ10mm

brand-new-sunset ： ※商品は、大きさ・見た目・細かい傷等、写真では確認出来ない所もあります。 穴サイズ：約1.0mm 【歴史】 フローライトはローマ帝国において、鉛を産出した鉱山から副産物的に採掘された石。有毒な鉛によって滅亡への道をたどったローマ人たちが、この副産物をつかって美しい美術品を生み出したのは皮肉でありまた歴史の面白さを感じます。 フローライトという名前はラテン語で「流れる・融ける」という意味のfluereから来ているとされています。 紫外線を照射すると発光する現象がみられるものもあり、この発光現象を鉱物名に因んで、フローレッセンス(日本語では「蛍光」)と呼ばれています。 和名で「蛍石」とはいうものの、ホタルの光は発光する物質の化学反応によるもので、実際は蛍光ではありません。 現在「蛍石」という名前は、加熱や摩擦による発光を昔の人がホタルの光になぞらえたという説がもっとも有力になっています。 【特徴】 色のバリエーションが非常に多く、火に投げ入れると蛍のような輝きを放つため、日本では蛍石と呼ばれています。 非常にやわらかいため傷がつきやすく、取り扱いには注意が必要。 バイカラーというのは、一つの結晶に2つの色が入っているもので、フローライトにもよく見ることができます。 色の変化する部分がハッキリと分かれていて、山の形に見えるものはファントムフローライトとも呼ばれたりします。 フローライトとは「世界で最もカラフルな石」と言われ、微量な元素を含むことによってパープル、グリーン、イエロー、ブルーなど、すべてのカラーが揃う石でもあります。 硬度が4ととても低くて傷つきやすく、特定方向だけに割れやすい性質 (劈開)があるため、加工は困難を極めます。 1粒の結晶の中で色が異なるバイカラーやトリカラーのものも見られるので、カットを工夫すれば、カラフルな縞模様を楽しむこともできる石です。 光の分散が非常に少なく、光がほぼそのまま透過する性質をもっていることから、高い純度で無色透明の人工結晶が作られていて、カメラの高級レンズとしても活用される鉱物です。