サイズ:直径約7cm×高さ6cm
江戸後期(1700年代後半)
高台が大きく広がる形状の時代物。
5客揃いです。
秋をモチーフにした絵付けです。
稲を干した葉稲架掛(はさかけ)が特徴的な絵柄で赤と緑の紅葉が舞い散る日本風景に鳥が羽ばたいております。
稲刈り後の日本全土に広がる風景で当時の方は実りの季節に感謝して過ごされていたことでしょう。
今でこそ年中食料が満たされておりますが当時の方はその時々の旬の食材を豊富に収穫できることが次の季節を迎えるにあたり真剣な作業だったことは想像できます。
所々、釉薬が跳ねて下地が出ている部分がございますが、これが時代物の証ともなります。
傷や不良品ではございません。骨董初心者の方は予めご理解ください。
蒐集歴の長い方でしたらお分かりになられるかと思いますが敢えて記載させていただきました。
縁に施されていたであろう金彩は剥げております。部分的に貫入も見受けられます。高台も虫食いのような小さなホツとまでは言えない凹がございますが総じて使用上問題ございません。
*専門用語を用いましたがご不明点がございましたらお調べいただくかお問合せください。初心者様用の電子書籍のご案内もございます。
見込み(器の内側・中央)には幾何学文様が描かれております。太陽のようにも見受けられますが断言できません。なんでしょうね?
こちらの器の特徴は寸胴である姿形からは想像できない程、口当たりが薄く繊細な作りである部分です。
緑茶は当時、位の高い方のみが嗜みましたが、きっと、身分の高い方がお使いになられたであろう軽量な作りが特徴です。
そして絵付けに関しては描き慣れた絵師の筆跡がわかります。
特に鳥が見返りながら羽を広げている姿が観察力の賜物ですね。
予め呉須(青)で下絵となる輪郭を描いた上に金彩で鳥と稲が描かれております。
紅葉は赤く紅葉した葉が金の輪郭で青いほうは珍しく黒に近い墨色で輪郭を縁取っております。当時は呉須だけでも効果であった為(まだ、この時代の呉須は国産です)色絵となりますと、開発された技術を取り入れてお披露目されたのではないかと思われる時代と色彩です。
非常にバランスよく胴回りにぐるりと同じモチーフが描かれておりまして、どの角度から見ても清々しい日本風景と仕上がっております。
写真にあるりんご、レモン、バナナはサイズ見本です。
片手に納まる小さな器で酒器としてご使用になられても良いサイズです。
煎茶碗としましたが、お猪口としてご利用可能です。
座りが良い(安定感がある)軽量なお猪口をお探しでしたらご検討ください。
*最近、バラ売りご希望のチャットが増えておりますが、なるべく今まで揃い物で残されてきたものですので「組」での所有をご検討ください。バラしてしまいますと二度と一緒にならないので我々の世代だけでなく後世の方々も手書きを見比べてみたり揃いで客人を招いたりと楽しんでいただけるように受け継いでいただけましたら幸いです。バラすのは簡単ですが揃えるのは不可能に近いので、ご理解ください。当方では自分の時代だけが良ければ良いとの考えでは務めておりません。ご了承願います。
サイズ:直径約7cm×高さ6cm
江戸後期(1700年代後半)
高台が大きく広がる形状の時代物。
5客揃いです。
秋をモチーフにした絵付けです。
稲を干した葉稲架掛(はさかけ)が特徴的な絵柄で赤と緑の紅葉が舞い散る日本風景に鳥が羽ばたいております。
稲刈り後の日本全土に広がる風景で当時の方は実りの季節に感謝して過ごされていたことでしょう。
今でこそ年中食料が満たされておりますが当時の方はその時々の旬の食材を豊富に収穫できることが次の季節を迎えるにあたり真剣な作業だったことは想像できます。
所々、釉薬が跳ねて下地が出ている部分がございますが、これが時代物の証ともなります。
傷や不良品ではございません。骨董初心者の方は予めご理解ください。
蒐集歴の長い方でしたらお分かりになられるかと思いますが敢えて記載させていただきました。
縁に施されていたであろう金彩は剥げております。部分的に貫入も見受けられます。高台も虫食いのような小さなホツとまでは言えない凹がございますが総じて使用上問題ございません。
*専門用語を用いましたがご不明点がございましたらお調べいただくかお問合せください。初心者様用の電子書籍のご案内もございます。
見込み(器の内側・中央)には幾何学文様が描かれております。太陽のようにも見受けられますが断言できません。なんでしょうね?
こちらの器の特徴は寸胴である姿形からは想像できない程、口当たりが薄く繊細な作りである部分です。
緑茶は当時、位の高い方のみが嗜みましたが、きっと、身分の高い方がお使いになられたであろう軽量な作りが特徴です。
そして絵付けに関しては描き慣れた絵師の筆跡がわかります。
特に鳥が見返りながら羽を広げている姿が観察力の賜物ですね。
予め呉須(青)で下絵となる輪郭を描いた上に金彩で鳥と稲が描かれております。
紅葉は赤く紅葉した葉が金の輪郭で青いほうは珍しく黒に近い墨色で輪郭を縁取っております。当時は呉須だけでも効果であった為(まだ、この時代の呉須は国産です)色絵となりますと、開発された技術を取り入れてお披露目されたのではないかと思われる時代と色彩です。
非常にバランスよく胴回りにぐるりと同じモチーフが描かれておりまして、どの角度から見ても清々しい日本風景と仕上がっております。
写真にあるりんご、レモン、バナナはサイズ見本です。
片手に納まる小さな器で酒器としてご使用になられても良いサイズです。
煎茶碗としましたが、お猪口としてご利用可能です。
座りが良い(安定感がある)軽量なお猪口をお探しでしたらご検討ください。
*最近、バラ売りご希望のチャットが増えておりますが、なるべく今まで揃い物で残されてきたものですので「組」での所有をご検討ください。バラしてしまいますと二度と一緒にならないので我々の世代だけでなく後世の方々も手書きを見比べてみたり揃いで客人を招いたりと楽しんでいただけるように受け継いでいただけましたら幸いです。バラすのは簡単ですが揃えるのは不可能に近いので、ご理解ください。当方では自分の時代だけが良ければ良いとの考えでは務めておりません。ご了承願います。