お金は様々な役割や力を持っていますが、ピッコラパーチェは、お金は「幸せに生きるための手段」と考えています。
「買う」「売る」ということを単なる「お金」と「もの」の交換の関係で終了させるのではなく
・ものがうまれた背景や関係性を可能な限り理解すること
・共感できるものにお金を出すこと
・そのお金にどのような循環が発生するのか
ということを考えたいと思います。
具体的には、私は、武器の製造会社へ多額の投資をしている金融機関は避けています。自らが口座に預けた預金が循環して武器製造のためのお金となることを避けたいからです。また、オーガニックコットンを積極的に使用しています。それは私がその商品を買うことで、自然に良い影響を与えることができたり、生産者さんの人権、生活、いのちが守られることに価値を感じるからです。そうして購入したオーガニックコットンを使って私が商品を販売したり、価格で設定し、またどなたかに買っていただく。そうした良いお金の循環をつくっていきたいと考えています。
冒頭でお金は「幸せに生きるための手段」と挙げました。
大山泰弘さんの著書『働く幸せの道』から引用させていただくと
「人間の究極の幸せは
人に愛されること
人に褒められること
人の役に立つこと
人から必要とされること
そして、働くことによって全ての幸せは得られるのだ」
と書かれています。
『あたらしいお金の教科書』の著者新井和宏さんは、大山さんのこの言葉を紹介したうえで「働くというのは、ただ単にお金を手に入れることだけではなく、この四つの究極の幸せを手に入れるためにある」と仰っています。私も本当にそう思います。会社員時代にがむしゃらに働いていたときは諦めがちでしたが、今は諦めないでいたいと思います。
ピッコラパーチェの商品が人に愛され、褒められ、役に立ち、必要とされることを願って今日も活動を続けます。